新世代の育成
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作成日時 : 2006/05/15 09:31
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新世代の育成
小泉チャイルド、民主党首脳交代、ライブドア退場の共通点は若者というキーワードでしょう。いずれもマスコミで取り上げられ、若者の危うさが指摘されました。若さはベンチャー起業のような危険を冒す原動力です。そこに年寄りが危険を感じるのはそれなりの人生経験からリスクを知っているからでしょう。青少年を教育し、将来の指導者を育てるのは国家の、組織の、そして先輩である年長者の責任であることは言うまでもありません。残念ながら日本の現在の教育では指導者が育つ望みはあまりないといえましょう。政党でも若者をちやほやするばかりで、指導者として育てているとは思えません。企業は組織としての必要から指導者を養成することに熱心です。団体としては国際ロータリー(RI)が青少年の育成に熱心です。RIは全世界で14歳から30歳までの、指導者の資質を持ちながら経済的に恵まれない、青少年を教育するプログラムを提供しています。国際ロータリーほど組織立って、継続的な青少年教育を実行している団体は少ないのではないでしょうか。地域のロータリークラブが高校のクラブ活動をスポンサーしてインターアクトクラブ(IAC)という活動を続けています。IACでは社会奉仕と国際理解の促進に重点を置いた活動を行います。その両方で効果を挙げてテレビでも紹介されました。大学生を中心としたローターアクトクラブの活動も活発です。これらの活動から社会人として巣立った後、所属する組織でリーダーシップを発揮した例はたくさんあります。ロータリー青少年指導者養成プログラムはRYLAと名づけられ、有望な青少年を社会の指導者として養成する優れた社会貢献といえます。国連難民高等弁務官であった緒方貞子さんはかつて国際ロータリーの交換留学生でした。国際ロータリーが社会の指導者を養成していることは疑いのない事実です。
若者を教育しない国は栄えるはずがありません。若者がその冒険心と挑戦心をもって試みる現状の改革を保守主義で止めるのは間違いでしょう。特に日本では構造改革が進んでおり、規制緩和も急速に起こっています。これまでの常識は覆り、新しい常識が生まれつつあるのです。当然新しい法律と規制を守らなくてはなりませんが、新会社法ではこれまでと違った会社の形態と運営の仕方が可能となります。ライブドアは規制緩和を悪用して法を犯したために資本市場から退場を求められました。だからといって規制緩和が行き過ぎた、と断じて若者を一概に悪者扱いしてはなりません。民主党の例を見ても未熟な指導者と未熟な議員があってはならないことをして舞台から引き摺り下ろされました。その反動が年寄りに主導権を渡す、ということでは改革と進歩は逆行してしまいます。マスコミがこれをそれみたことかと言わんばかりに取り上げるのもどうかと思います。個別の誤りを全体の流れ、と否定するのは正しくありません。世代交代のない組織は停滞し、前進できません。企業であれ、政党であれ、国際ロータリーのような団体であれ、旧態然とした旧い常識が通用している組織は衰退するでしょう。その組織を構成している個が目覚めて新しい風を起こし、新しい指導者を立ててこれを支持する、という構図が望ましく、また、これを実現できた組織が競争力を持つのではないでしょうか。IAIジャパンもそのような組織でありたいものです。
用語解説国際ロータリー
- 国際ロータリー:1905年にシカゴで始まった職業奉仕団体Rotary Internationalの日本語名称で、職業分野の指導的な立場にある経営者が、自分の職業を通して国際的に弱者の自立を支援し、貧困の防止、健康の維持、平和のための紛争解決の研究などを支援する。ポリオを地球上から撲滅するための努力を20年以上続けている。識字率向上、水資源の確保などは具体的な活動の例である。
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