日本型エンジェルIAIジャパン理事長のブログ

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS コンテンツの創造

<<   作成日時 : 2007/04/22 09:26   >>

トラックバック 1 / コメント 0

コンテンツの創造
インターネット特にWeb2.0といわれる新しいインターネット上のメディアの台頭により、新しいビジネス形態が出現することが期待されます。ITの発達により、新しい仕組みが次々と生まれる中、いわゆるコンテンツビジネスが拡大すると思われますが、社会的に存在価値のあるコンテンツは中々見出せないのが実情です。コンピューターが世の中に出現した当初から、「コンピューター、ソフトなければただの箱」と揶揄され、コンテンツの窮乏が難点でした。爾来ソフトといえば輸入物が幅を利かせ、その構図は21世紀になった今も大きくは変わっていません。OSと呼ばれるコンピューターを動かすソフトは、文化との深い結びつきもあって、日本発の標準ソフトは中々世界に受け入れられませんが、応用ソフトは利用者の地域性とも密接に絡んで、日本で開発されてもおかしくありません。しかし、一部のビジネス用ソフトウェアを除くと舶来の製品が多く、日本発はゲーム用ソフトなどに限られます。ゲーム用のソフトウェア制作の世界でも制作者は下請けの地位に甘んじており、その創造の結果にふさわしい報酬が与えられていないケースが多いようです。
ソフトウェアの開発には創造的なものと、仕様が与えられ、コーディング作業だけのものがあります。後者は比較的単純な作業で時間当たりの賃金で報酬が決まってもおかしくありませんが、前者は制作する本人だけが作れるもので、その価値は利用者の利便や、面白さによって決められるべきものです。しかし、現状はソフトウェア制作者に対する報酬形態は多くの場合、時間当たりの賃金となっているようです。これではクリエーターと呼ばれるソフトウェア制作者にとっては動機付けとはならず、おざなりの仕事になりがちです。創造性にどのような報酬を与えるかは、その成果物が市場で価値を発揮して初めて明らかとなるので、成功報酬が適切でしょう。特許の発明者に与えられる成功報酬もこれに似ています。青色発光ダイオードの特許で莫大な報酬が裁判によって決定されましたが、この場合も特許を出願したときにはわからなかった価値が、その後明らかとなってその対価を会社が発明者に払うこととなりました。ソフトウェアの価値もそれが制作されたときには、明らかでなかったものが、市場で爆発的に売れて、初めてわかる場合があります。このような場合には、会社は売買高に比例する成功報酬を制作者に対して支払うべきであります。インターネット上でマージャンゲームを不特定の相手3人と卓を囲んでプレーするソフトウェアを考案し制作した、株式会社シグナルトーク(http://www.signaltalk.com)の創業者である栢孝文さんは、その創業のミッションに「楽しむための命」を掲げ、新しい価値観を提供することを約束しています。そして、「空を飛ぶ才能を隠している方は、是非弊社にて羽ばたいてください」、と呼びかけ、世の中のクリエーターを会社の囲いの中から自由な世界に羽ばたかせようとしています。栢さんは自らが経験した、囲い込みの仕組みの中での制作から、成果に見合った報酬の得られる仕組みを考え出し、シグナルトークを設立されました。創業2年で経営黒字を達成し、投資家に出資金を還元し始めました。流通と配給側に大きな配分があり、制作側には配分の小さい業界を変革し、制作側に良質のコンテンツを製作する意欲を持たせようとする考え方に、共鳴する制作者が集まった集団の成功例といえます。コンテンツを創造する制作者を時間給で遇するのではなく、成功報酬によって遇することが制作意欲に大きく作用することを、身をもって立証した形といえそうです。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
コンテンツビジネスへの投資信託
コンテンツビジネスを行おうと思っている人にとって資金を集めると言うのは容易ではないです。 そんな中で、現在はファンドという形で資金を集める方法もあるので、覚えておいてほしいです。 ...続きを見る
ビジネス
2007/10/26 14:46

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文