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沖縄戦と教科書検定へのコメント(2) NPO法人IAIジャパン 理事長 八幡惠介 以下鈴木さんのコメントです。 「この問題については私も多少思うところがあるので以下に述べさせていただきます。 教科書の改訂問題がマスコミで報道され始めた時に直ぐ頭に浮かんだのはその半年か一年ほど前にある雑誌に掲載された評論家桜井よし子の記述です。それは作家の大江健三郎が集団自決を命令したといわれていた元陸軍将校の遺族に名誉毀損の訴訟を起され現在係争中であることをとりあげたものです。うろ覚えで不正確の点が若干ありますが、その概要は次のようなものであったと記憶しております。 “沖縄戦の終盤ある将校が住民の集団自決の計画を聞いて、それを思い止まらせようと説得したが、決行されてしまった。しかし戦後になって自分が命令したことになっていることを知り愕然としたが、当時の反戦、反軍思想の大きなうねりの中ではなすすべも無く切歯扼腕していた。その後作家の大江健三郎がこの問題を題材にした評論を書き広く一般に日本軍の蛮行として紹介し、軍の命令によって集団自決が行なわれたという認識の定着におおきな影響を与えた。その一方最近になって集団自決は軍の命令でなく、遺族補償を支給してもらうため皆で口裏を合わせたという証言者が数人現れたことにより、極悪非道の張本人とされた元将校の遺族が05年に名誉毀損の民事訴訟を大江健三郎と岩波書店に対して起した。現在係争中であるが大江健三郎が法廷に一度も出席していないのは極めて不誠実ではないか。” 上記の内容に関連する確認、補強情報を八幡さんの記事を契機にインターネットで調べましたが、大江健三郎の評論は“沖縄ノート”という題で1970年に岩波書店から発行されたものであり、桜井氏の評論は曽野綾子の書いたドキュメンタリー“ある神話の背景”をベースにしたものであろうということが分かりました。その内容によれば集団自決のあった場所は渡嘉敷島、将校の名前は赤松大尉、曽野氏が直接多くの関係者に自ら取材して得た結論は軍の命令はなかったという。又、大江氏は一度も現地で取材せず、伝聞だけで書いたということが同書の中で指摘されています。その他、沖縄の他の地域で集団自決を命令したとされていた梅澤少佐も残された手記の中で、戦後村の長老に懇願されて遺族補償のために命令したことを偽証したと書いており、やはり遺族により大江氏に対する訴訟が起されていることをインターネットで知りました。」 以下は鈴木さんのコメントに対する意見です。 戦争がなければ失われなかった命が沖縄戦で失われた事実は疑いありません。軍の命令がなかったとしても、戦争がなければ、これらの尊い命は消えることはなかったはずです。戦争を始めた国家がその責任なしとは言えません。国家の責任論と戦後補償の問題を切り離すことには矛盾もありますが、沖縄が占領により、アメリカの統治下に置かれ、沖縄が特殊な立場にあったこと、戦争末期に消耗戦に巻き込まれたこと、などを考えると、当時の政府が事実を確認せずに戦後補償を決定したことは、それ自体戦争責任を認めたもの、と認識できます。満蒙の事実と沖縄の事実は政府の対応が曖昧であるだけに、民間レベルでの論議を呼んでいる、と見ることもできるでしょう。被害者意識を歴史認識から切り離して別次元で考えたい、と思うのは当事者意識の不足でしょうか。 |
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情報商材アフィリエイトレビュー 2007/11/19 10:07 |
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