日本型エンジェルIAIジャパン理事長のブログ

アクセスカウンタ

help リーダーに追加 RSS 人生の転機

<<   作成日時 : 2008/02/07 23:13   >>

トラックバック 1 / コメント 0

人生の転機
NPO法人IAIジャパン 理事長 八幡惠介
アラン・グリーンスパン氏が日経新聞の私の履歴書(2008年1月連載)の中で以下のように述べています。「私は若い頃音楽が好きで、家族にも音楽家がいたので自分はジャズの演奏家になれると思っていた。実際演奏で食べていけそうな時期があった。しかし、ある著名なジャズ音楽家に出会って、それが見事に外れていることに気付いて、音楽からきっぱり足を洗った」と。彼はその前から読書に熱心になり、経済書も好んで読んでいたので、金融の勉強をしようと、大学に行きなおしました。それが転機となって最終的にはFRBの議長まで務めたのですから、金融は彼の天職であり、キャリアとして最もふさわしかったといえるでしょう。もし、学生時代にジャズにこらず、まともに勉強していたら、彼が金融に行き着いたか疑問です。彼の場合はジャズ演奏家という回り道が一生を決めるキャリアに行き着くのに近道であったかもしれないのです。
日本では大半の若者は大学を出て就職し、一生をサラリーマンとして過ごす、というキャリア人生を送ります。キャリア開発の途上で、転機に気付く人は稀でしょう。現在の経済環境の中では学生は売り手市場を経験しており、就職先にはほとんど困らない状況です。このような環境ではサラリーマンコースは極めて自然で、安定した人生に結びつくと思いがちです。サラリーマン人生の中でも、自分の考えと会社の考えに不一致があり、キャリアを別の方向に探そう、という転機に気付く人も多かれ少なかれいるはずです。それでも多くの場合、友人や先輩、会社の上司などに相談した結果、現状維持か、転属で我慢する、ということになりがちですが、あまり相談もせずにさっさと転職の道を選ぶ、というケースも増えていると聞きます。これは就職した会社と自分がミスマッチであった場合には正しい選択といえるでしょう。お互いに期待はずれであった、ともいえるかもしれません。このような転機に気づき、転職を決断できれば、グリーンスパン氏のように、天職を見つけることが出来るかもしれません。しかし、彼は大学をまともに出て就職したわけではありません。大学の時に勉強するだけでなく、自分の好きな音楽を主に追及する、というわき道を選んだところにどうやら鍵がありそうです。すなわち、自分の好きなことを追求し、能力の限界を知り、その上で本道は何だったかに気づいているのです。人生の転機を20歳代で迎えた結果、金融の道に入っています。このように見てくると、ストレートに就職して、一流企業に就職することは、必ずしも、人生の中で正しい選択であるとはいえないことに気づかれる方もあるでしょう。実は私はサラリーマン人生を27年間送り、その中で2度転職の機会に行き当たりました。典型的な例で、上司に説得され、現状維持に毛の生えた程度の変化に満足してしまいました。同じ転機は2度と来ないのが普通ですが、私の場合、ずっと後になって3たび訪れました。今度は逃さないぞ、と堅く決めて当たった結果、転職が適ったのですが、時代が違ったせいもあるのでしょう。同じ機会は2度と来ない、というのはやはり鉄則と考えた方がよいといえます。
人生の転機に気づくかどうかは日頃考え、実行していることが大きく左右するはずです。社内の人脈より社外の人脈形成に力を入れる、社外の人脈の中で、仕事以外の議論を重んじる、海外に人脈を広げる、などは会社という看板を背負っていなくても自分の力を発揮するのに役立ち、転職を有利にします。

設定テーマ

関連テーマ 一覧

月別リンク

トラックバック(1件)

タイトル (本文) ブログ名/日時
転職には人脈が必要
転職ともなると初めて就職するときよりも色々と悩むことが多くなるのが普通ですね。今までの会社で得てきた経験や知識、技術力といったものを捨てて、新たな職場へ転職するわけですから簡単に決められることではないでしょう。まして、初めての転職ともなると、勤め先を探すことだけでなく転職に関わる様々な手続きなども分からないままですから、なおさら悩みが大きくなりがちです。 ...続きを見る
転職の企業面接
2008/03/06 08:29

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文